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集中できない子のために~その原因と対策~

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各種指導法

「ああ!何でうちの子はこんなに集中力が続かないんだろう!!」

と思っているお母さん,それ・・・普通です!

一説によると,1年生段階での子どもの集中力の持続時間は,

10~15分だと言われています。

そんなに長い間集中できるもんじゃありません。

ということは,1単位時間(45分)の授業中,

ほとんどの時間子どもは集中していないことになります。

だから小学校の授業づくりでは,メリハリがとても大切で

担任の先生方は,とても大事にされていると思います。

子どもを惹きつける・・・教師の力量が試されるところです。

しかし,それでも,なかなか授業に集中できない,

椅子にじっと座っていることができない,

という子も多いように感じます。

その原因と対策についてご紹介します。

こんな人に見て欲しい

✔集中できない原因を知りたい方
✔どんな対策があるのか知りたい方

集中できない要因の多くは,周囲の環境!!

本人に原因を探す前に,子どもを取り巻く環境から見直すことが必要です。

いくつかあると思いますが,まずは外的要因です。

まず,お子さんが学習している環境に注目してみてください。

意外と多いのが,視覚的な情報が多すぎる場合です。

例えば,家で勉強する場合,学校で授業を受ける場合,

課題に取り組んだり,先生の話をしっかり聞くためには,

それのみに集中できるよう,それ以外の情報を

できるだけ少なくしてあげることが大切です。

家でなら,宿題をするときに,テレビがついてないか,

学習スペースの周りに漫画やおもちゃなど

楽しいものはないか,ということが大切です。

子どもによっては,

机の柄だったり,壁の模様だけでも気が散ってしまうことがあります。

テレビがついている状態で,「いいから集中してやりなさい」

は,無理があります。

では,学校の場合はどうでしょう。

参観日などで学校にいったときに見ておくといいことは,

自分の子どもの席の位置とそこから見える風景です。

まず,子どもは授業中一番見るところは,黒板です。

黒板の周りに様々な掲示物が貼られていたり

黒板自体に余計なものが貼り付けられている場合,

それが原因で集中できない子がけっこういます。

また,一番後ろの席だと,

黒板を見たときに他の子の動きが目に入ってしまします。

それが原因で先生の話に集中できないということも多くあります。

そのような自分の子どもの状況をチェックして,

場合によっては先生に相談してみることもいいと思います。

これこそ,合理的な配慮です。

真っ当な主張です。

ただし,先生への伝え方は大切ですけどね。

外的要因の場合,子どもの問題というよりは,

周囲の大人が配慮すべき問題ということになります。

それ以外の要因としては,子どもの特性によるものです。

子どもの特性を探り,その子にあった配慮をしてあげることが大切です。

例えば,大人でもそうですが,耳で聞いたほうが覚えるのが得意な人目で見たほうがわかりやすい人・・・など得手不得手があります。子どもも同じです。耳で聞いて覚えることが苦手な子にとっては,ずっと,口頭で説明され続けることは,とても苦痛です。それが,集中力の低下につながってしまいます。子どもに何か伝えるときには,特に低学年のうちは,視覚的・聴覚的な情報,どちらに重きをおくべきなのか,子どもの実態をしっかり把握し,伝わりやすいほうを選ぶべきです。

体幹の弱さも関係します。

また,体幹の弱さも原因になります。
例えば,45分間,空気椅子をしながら,先生の話を聞きなさい・・といわれたら,たいていの子は集中して聞けないと思います。つまり,体幹の弱い子にとっては,椅子に座って姿勢を保持し続けることは,それだけで苦痛な場合が多いです。だから先生の話に集中できないということになってしまいます。
実際に体幹を鍛えることによって,姿勢の保持が可能になり,集中力が高まったという例が多くあります。ある学校では,掃除時間に雑巾がけに重点をおき,指導を続けた結果,かなりの効果があったという実践例もあります。


集中力のなさを子どものせいにすることなく,原因を探し,対処していくことが一番大切かもしれません。

最後まで読んでくれてありがとうございました。


コメント

  1. […] 体幹が鍛えられていないと,運動が苦手になるだけでなく,学習面などいろいろなところに影響がでます。体幹を鍛えることが重要です。 […]

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