特別な支援を要する子は,
入学前にいろいろ想定して準備しておくことで,
入学後もスムーズに学校になじむことができます。
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私自身,支援を要する子と関わることが多いです。
入学前は重要です。入学後も重要ですが・・・
私個人の経験ですが,入学前にしておいたほうがいいこと,
考えておいたほうがいいことをいろいろ紹介します。
☆このページでわかること
✔入学前に絶対すべき準備 ✔担任・学校と打ち合わせすべきこと ✔入学式前日・当日に意識すべきこと
入学式前に校舎をチェック
支援を要する子は,
新しい環境に対応することが困難な場合が多いです。
1日入学で訪れているとは思いますが,
新しい環境の中でいきなり入学式というのは,
けっこうハードルが高いです。
入学式の前日でもいいので,学校に行って,
教室の位置や雰囲気,体育館の雰囲気
などを確認しておくだけでも,
子どもは気持ちの準備ができます。
ほとんどの学校は,事前に相談すれば,
対応してくれると思います。
特別支援コーディネーターや管理職が窓口となっているはずです。
もしくは,
1日入学の時点で学校側に相談しておくのもいいと思います。
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学校側からしても,事前に子どもの様子を
知ることができるので,ありがたいことなんです。
担任の先生や学級の確認
これも前述した理由と同じですが,
いきなり入学式で担任の先生と会うのと,
事前に知っているのとでは,大違いです。
これについても,学校側に事情を話し,
特別支援学級の担任,
そしてできれば通常学級の担任の先生
と顔会わせをしておくといいと思います。
これをしておくと,入学式で学校にいって困ったことがあったとき,
誰を頼ればいいのか子ども自身が認識することができ,
安心します。
また,学校側からしてもどんな子なのか
事前に確認することができるので,
に合わせた配慮がしやすくなるので,ありがたいことです。
躊躇せずに相談することが大切です。
実際そういった例は,たくさんありますので,
決して特別扱いではありません。
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自分の子どものために最善を尽くすことが大切ですね。
持ち物の準備
それは,当たり前じゃないか!
と思われたと思いますが,
ただ持ち物を確認するのではなく,
ランドセルのどこに何がしまってあるのか,
ルールを決めてあげることです。
例えば,
連絡帳を入れる場所,
ティッシュ、ハンカチを入れる場所,
筆箱を入れる場所,
教科書やノート,ファイルを入れる順番など
一緒に確認してあげることが大切です。
毎回その場所が変わってしまうと,
素早い準備や後片付けにつながりにくくなります。
最初のうちは,大人がある程度ルールを決めてあげることが,
子どもの困り感の緩和につながります。
また,このルールを決めておくと,忘れ物に自分で気づくようになります。
「いつもの場所にいつものものがない!」
という風に子ども自身が気づくきっかけになります。
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子どもが理解しやすいように明確にすることが大切です。
指導体制の確認
もし,支援学級に在籍するのであれば,
是非早めに確認してほしいと思います。
同じ学級に在籍している子は何人いるのか,
日常的にはどのような指導体制になるのか,
確認したほうがいいと思います。
きっと,これを学校に聞くと,
「はじめのうちは,様子を見て,慣れてきた頃に指導体制を考えていきます。」
と答えられることが多いと思いますが,
ざっくりとでもいいので,
個別指導が始まったらどのような動きになるのか,
学校生活のどの部分を通常学級の子と過ごすのか,
学校としての体制の方針を聞くだけでもいいと思います。
これを知っておかないと・・・
「個別指導の時間を全然とってくれない」
「通常学級の中で一緒にやるのはいいけど,
支援の先生がついてくれないときがあるなんて知らなかった」
「給食や掃除まで通常学級の子とは別でやるの?」
などなど思わぬ事態になってしまうこともあります。
保護者としての願いを伝え,
学校側に考えてもらうことが必要です。
そのために勇気をもって,支援学級に在籍変更をしたのですから・・・・
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その子に合わせた教育をするのが,特別支援教育の本質です。
学校の都合で子どもが振り回されないように・・・
予定の確認
入学式はただでさえも初めてのことだらけで,
子どもにとって見通しのたたないことばかりです。
事前に配布されている,入学式のタイムスケジュールなどを参考に,
その日1日の流れを確認するといいです。
特に,
どの場面でお父さんお母さんと別行動になるのか,
どこから一緒に行動できるのかは重要です。
子どもにとって,お家の方と離ればなれになるのが何より不安です。
どのくらいの時間,自分一人の力で頑張ればいいのか,
見通しをもたせるといいと思います。
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可能な限り不安は解消してあげましょう。
入学式の後に・・・
入学前の準備とは離れてしまいますが,
入学式の後のお父さんお母さんの対応もとても大切です。
とにかく子どもが頑張っていた点を具体的に褒めるといいです。
そのためにも,入学式前に当日どの場面でどんな良さを見取ろうか,
大人が意識をもつことが大雪だと思います。
難しいことではなく,簡単なことでいいと思います。
例えば・・・
「しっかり座って待っていられたね。」
「返事が立派だったよ」
「挨拶がよかったね。」
「一人でトイレにいけたね。」
「緊張したけど頑張ったね。」
「先生の名前覚えたね。」
など,子どもの次の日からの学校生活につながるようなことを褒めることができると,
子どもは次の日からも,その褒められたことを頑張ろうとします。
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子どもは褒められ,認められるのが何よりうれしいです。
特にお父さんお母さんに一番褒められたいんです。
まとめ~学校側との密な連携が必須!!
いろいろ紹介させてもらいましたが,
私的には,指導体制については,
是非入学後も細かくチェックしてほしいです。
子どものために・・・・
学校との連絡を密にすることで,教育は必ず良い方向に向かいます。
逆に家庭だけで頑張ろう
学校に全ておまかせしよう
だと,子どもにとって不利益になる場合が多いです。
お子さんのために頑張ってください。
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最後まで読んでくれてありがとうございました。
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