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これだけはおさえたい1年生の算数~たし算・ひき算の指導~

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各種指導法





小学校1年生の算数で大切なのは,

繰り上がりのあるたし算と繰り下がりのある引き算だと思います。

この学習でつまずかないようにしてあげないと,

2年生以降たいへん苦労します。

☆他の学年の算数について☆

・2年生の算数
・3年生の算数
・4年生の算数
・5年生の算数
・6年生の算数

大人だと当たり前に暗算でできてしまうので,

子どもがなぜつまずくのか気付きにくいです。

どのような考え方で答えをだすの?

以下の計算の手順は,小学校でも用いられます。

例えば,9+5を計算するとき,どのような思考をたどるでしょうか。

①9はあと1で10だから5から1をとって4になる。だから14だ!
②5と5で10だから9から5をとって4残る。だから14だ!

のどちらかだと思います。

一般的には,9+5の場合,大きい方の9を10にするように考える,

①の考え方の方が効率がいいとされますが,

ここでのポイントは,10のまとまりを意識するということです。

そういう意味では,①の考え方も②の考え方もどちらも正しく,

子どもの考えやすさに応じて選択させてあげればいいと思います。

とにかく「10のまとまりをつくる」

ということを意識させたいですね。

ここで気をつけなければいけないのは,数え足しをする子です。
数え足しというのは,9に5を足すから・・・

9,10,11,12,13,14だ!
というふうに考える子です。

素早く計算するためには,やはり10のまとまりを意識させることが重要です。

次にひき算です。

たとえば,12-6という問題はどのように考えるでしょう。

①12は10と2に分けられる。10から6をひくと4残る。4と2を足して答えは6だ!!
②12は10と2に分けられる。まず2をひいて,その後10から4を引くと答えは6だ!!

①のように10のまとまりから引いて,端数を合わせるというやり方と

②のように「引かれる数」の端数から引けるだけ引いて,

残りは10のまとまりから引く

というやり方です。

12-9など引く数が大きいときは,①のやり方の方が早いです。

12-3のように引く数が少ないときは,②のやり方の方が早いです。

つまり,問題によって方法を選択・判断できることが大切です。

しかし,子どもによってはどんな問題でも

一方の方法で解く子がいます。

それについては,無理に矯正する必要はありませんが,

どちらの考え方もしっかり説明できるようにはしたいです。

ただの計算問題なら,どちらのやり方でもいいので,やりやすい方でやればいいです。

しかし,テストには,考え方を説明する問題がでます。

そのとき、一方のやり方しか身についていないと答えることができませんね。

教えるときの注意点!!

このような子どもに教えるときに,

気をつけなければならないことは,

まずは,数え足しというやり方については,否定しないことです。


なぜかというと,現段階では,その子にとって,

数え足しが最適なやり方であるため,

上記のようなやり方をいくら説明されても理解できません。

では,何が大切かというと,

数え足しは否定せずに,少し前の学習である,

数の合成・分解を徹底的に練習してあげることです。

数の合成・分解がわからないと,これまで説明した方法は,

子どもにとって,ちっとも楽な方法ではありません。

数の合成・分解を練習するには,10玉そろばんが最適です。

視覚的に捉えることができて便利です。

親の粘り強い関わりが大切です。

どの学習もそうですが,新しい学習内容の理解が難しい場合は,

既習の内容が未定着の場合が多いです。

その子に会わせて,ゆっくり復習してあげることが大切だと思います。

学校では、なかなかその時間をとってくれません。

家庭教育が重要な気がします。

私の息子も,はじめは,訳の分からない方法で問題を解いていました。

しかし,そのやり方を見ると,

数の概念を根本から理解していないことがわかりました。

そこで,1~9までの数の合成・分解を徹底的に復習すると

だんだんと理解することができるようになりました。

1日10分程度でもOKだと思います。

以上、ご紹介したことは、あくまで一例であり、個人的な見解です。

同じような困り感をお持ちの方は参考にしていただければ、幸いです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

コメント

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