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小学校4年生の算数~ポイントはわり算の筆算・概数・面積~

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各種指導法

・子どもが4年生になってつまずきだした。

・どんなことをポイントにアドバイスすればいいのかわからない

・一般的につまずきやすい内容って何だろう?

宿題に取り組んでいる様子,テストの結果からこんなことを考えることも多くなると思います。

一般的に4年生の壁と言われることが多く,

どの教科についても学習内容が難しくなり,

学力の差が開いてしまう時期です。

特に,算数は顕著です。

何と言っても,

学習内容が多いです。

3年生までとは,

比べものになりません。

しかし,4年生の内容までをしっかり理解できれば,最低限社会で生きていくための力が身に付くそうです。

家庭でお子さんに聞かれたときに困らないよう,

また,どんなことに力を入れて学習に取り組ませればいいのか,

この記事を参考にしてくれたらうれしいです。

☆他の学年について☆

・1年生の算数
・2年生の算数
・3年生の算数
・5年生の算数
・6年生の算数

☆この記事でわかること☆

✔4年生算数でつまずきやすいところ
✔気をつけて教えたほうがいいところ
✔4年生算数の学習内容全般

わり算の筆算は手順が命!

2桁÷1桁にはじまり

わる数が2桁の筆算まで

学習します。

4年生では,わり算の筆算を学習します。

ここで大切なことは,

たてる→かける→ひく→おろす

の手順をしっかりとマスターすることです。

何より苦戦するのが,「たてる」のところで,

商の検討をつけることです。

ここで,九九が身についていないと苦労します。

また,わる数が2桁になったときに

さらに苦戦します。例えば・・・

84÷14という式があったとしましょう。
14を10と見て商を立てると,8がたちます。
しかし,8をたてると14×8=112のため,
商の修正が必要になります。
この手間が子どもにとって煩わしいです。

頭の中でだいたいの見当がつけられると,

修正が少なくてすみます。

ここでも,数の量感が大切になってきます。

余談ですが,わり算の筆算はノートのマスをたくさん使います

「もったいない」といってマスをけちる子がいますが,勝手な節約はさせず,正しく1マスに1つの数字を入れるように使わせた方がいいです。

概数は,問題の条件を見落とさないように!

人口などおよその数(約100万人など)を表す学習です。

四捨五入については,

それほど苦労せずに身につけることができます。

4以下は切り捨て,5以上は切り上げ

と機械的に覚えることができます

難しいのは,

概数にするときの条件の理解です。

〇の位を四捨五入せよ
②〇の位までの概数にせよ
③上から〇桁までの概数にせよ
④〇の位以下は切り捨てて表せ

のような条件の一つ一つについて,

その意味をしっかり理解することが

大切です。

①は一番理解しやすいです。

「十の位で四捨五入せよ」と言われたら,

十の位の数字に着目するだけです。

難しいのは②~④です。

「百の位までの概数にせよ」と言われたら,

1つ下の位の十の位に着目し,四捨五入します。

このへんから子どもはつまずきます。

「上から2桁までの概数」と言われたら,

上から3桁目を四捨五入します。

「百の位以下は切り捨て」と言われたら,

十の位が何であろうと切り捨てます。

これらを頭の中で整理できずに間違ってしまうことがよくあります。

垂直と平行は作図が難しい!!

垂直と平行について説明できることが一歩目ですね。

垂直や平行・・・

日常生活でもよく耳にする言葉です。

垂直とは,90°で交わる2本の線の関係のことです。

対して,平行とは,

どこまで延長しても交わらない2本の直線のことです。

また,小学校では,

ある線に対して垂直な線を2本引くと,その線の関係は

平行である・・・と習います。

以上のようにそれぞれの定義について,

言葉で説明できることも大切な力です。

しかし,この学習で難しいのは,

何と言っても作図です。

垂直な線や平行な線を引くときには,

2枚の三角定規を使って作図します。

とくに平行がむずかしいです。

一本の直線に1枚の三角定規をあて,

もう1枚の三角定規固定してスライドしていくやり方です。

きっと,小学校の頃やった覚えがあるのではないでしょうか。

気をつけて欲しいのは,道具選びです。

扱いにくい三角定規で作図する子は,

苦戦します。

この学習に限らず,学習用具にはこだわってあげたほうがいいものがいくつかあります。



複合図形の面積はいろいろな見方で求める!!

例えば次のような図形の面積を求めるとき,どのように考えるでしょうか

この学習の前に正方形と長方形の面積の求め方は学習しているので,

代表的なやり方は

①2つの四角形にわけて考える

②補って全体を求めてあとから引く

の2種類だと思います。

他にも辺の長さによっては,

もとの図形を逆さにしてくっつけて,

大きい長方形にしてしまうやり方もあります。

ここで大切なことは,自分にあったやり方を選ぶこと・・・ではなく,いろいろなやり方についてそれぞれの方法を理解できることです。いろいろな見方を子ども達にもたせ,考えを広げてあげることが大切です。

まとめ~その他の学習内容についても簡単に・・

以上が4年生の学習でつまずきやすい学習内容です。

個人差はあるかもしれませんが,

この記事で紹介した内容は,

全体的に苦手な子が多いところです。

周囲の大人がポイントを理解し,関わることで

子どもの苦手を減らせます

最後に4年生の学習内容の掲載しておきます。

参考にしてください。

4年生くらいから,日々の復習が大切になってきます。

・折れ線グラフ(変化を読み取るのに最適)
・角(分度器使います)
・工夫して計算する(整数ですがややこしいです)
・小数のしくみとたし算・ひき算(小数点の位置だけ)
・小数と整数のかけ算・わり算
・変わり方(比例・反比例の基礎)
・分数の大きさとたし算ひき算(通分はまだ)
・立体(体積はまだ)
・そろばん(4年生で終わり)

最後まで読んでくれてありがとうございました。

コメント

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  2. […] ・1年生の算数 ・3年生の算数 ・4年生の算数 […]

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